耐震・補強について

園舎の耐震診断や補強はとても大切です

世界各国で地震による災害が報告されています。2011年3月11日に発生した東日本大震災を目の当たりにし、地震対策を真剣にお考えの方は増えたのではないでしょうか。建物に関しても、「どの程度の地震に耐えられるのだろうか」と疑問や不安に思っている方も多いことでしょう。そんな方にはまず建物の耐震診断を受けることをおすすめします。

耐震診断の指標

建物の耐震性能を示す値を「Is値(構造耐震指標)」といいます。この値は地震エネルギーに対する建物の「強度」「変形能力」「粘り強さ」「経年劣化指標」により算出されます。このIs値が0.6に達しない場合、地震に対して倒壊または崩壊する危険性があるとみなされます。

文部科学省では、地震時の児童の安全性や被災直後の避難場所としての機能を考慮して、建物のIs値が0.6に満たない場合は、おおむね0.7を超えるような耐震補強工事を推奨しています(公立学校の場合)。参考までに、東京都の病院や体育館、福祉施設などは0.75、消防署や警察署などは0.9のIs値が基準となっています。

耐震診断・改修工事に関しての支援制度

地震による建物の被害を最小限に抑えるため、建物の所有者への耐震改修工事への指導が強化されています。その流れを受けて整備されたのが、耐震診断費用や耐震改修費用に関する国の公的支援制度。その費用は地域や年度により異なりますが、全国の自治体で補助事業が実施されています。

また、住宅金融支援機構や日本政策投資銀行などから、条件が整えば低金利での融資が受けられます。その他に、一定の条件を満たすと税制での優遇も受けることができます。

大切な園の耐震診断、耐震改修工事について、どのくらいの費用がかかるのか、またはどんな支援が受けられるのかなどご質問がありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

どうぞお気軽にお問い合わせください

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